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スクラムを導入した頃の自分に言いたいこと
この1年と少しを振り返ったら色々思い出されてきたので、自戒を込めて書きました。
「守破離」という言葉を都合よく使うな
「まずは守破離の守から」っていうと聞こえは良いし自分も騙せますが、深い理解もなくこの言葉を使っても何も生まれません。
厳か過ぎるスクラムイベントも不要です。一定のリズムをもった開発サイクルとシンプルで効果的な振り返りから始めましょう。
スクラムガイドの示す"形"を守るのではなく、徹底的にガイドの背景にある"意図"に向き合って自分なりに言語化することが大事です。
考えが何周もして帰ってきたら、もしかしたら最終的にガイドの示す形になるかもしれません。
時には意思決定しリードしろ
スクラムマスターは良いコーチであるみたいな話はよく聞きますが、何でもかんでもコーチングで解決しようとするのはやめましょう。
チームを良く観察し、その上で信じて託している、という前提があるなら良いと思います。それが無いのにコーチングやらだけで何とかしようとしているならば、それは放任です。
役割に縛られず、状況を正しく捉えて必要な意思決定をして下さい。
チームに自律を求めるのではなく、環境を変えろ
チームが自律しない。そんな時、チーム自身に"自律を求める"ことはやめましょう。
往々にして、開発環境やデプロイフロー、マネジメントといった環境に自律を妨げる原因があります。
環境が良くなれば自ずとチームは自律していく筈です。(100%とは言えませんが)
色々とうまくいかないけど頑張れ
1年と少し後の私も頑張ります。