スクラムに興味が無くなってきた

スクラムに興味が無くなってきた

タイトルの通りです。
といってもスクラムを否定する気はなくて、むしろ好んでいる方だと思います。
スクラムへの拘りが無くなってきた、と言った方が正しいかもしれません。
何か、スクラムじゃなくてもいいよなぁ、といった感じです。

スクラムを学び始めた当初は、「いかにスクラムガイドや周辺書籍に書かれているあり方を遵守するか」を最重要視していました。
でもそこに本質的な意義は無かった、と今では思います。
スクラムの枠組みに囚われて「レトロスペクティブだ!」「とにかくスプリントレビューだ!」とか考えると、スクラムマスターも開発者もプロダクトオーナーもしんどいです。
とりあえず簡単に振り返ってみたり、チームの関係性を良くしたり、CI/CDを改善したり…みたいなことの方が楽しいし、効果がありそうだなぁ、と。

あとは…より良いものを素早く作るためにチームを超えて組織レベルのスクラムを回そうとすると、組織がアジャイルであるかどうか次第でどん詰まることがある気がしています。
なので「小さなチームがスクラムを回せているか」以上に、「組織が良いものを作ろうと一致団結できる風土があるか」の方が大事かもしれません。

結論、素早く学び価値を届け続けるかを考えられるチームや組織であれば、それこそどんなフレームワークやプラクティスを利用してもいいんじゃないかと思います。

まぁ、この観点を学び醸成する手段としてのスクラム、って考え方もできるかもしれません。
当たり前のことですが、何でスクラムなんだっけ?っていう疑問は常に持ち続けたいですね。

といったことを最近は考えていました。
変わらず、スクラムは好きです。
でもスクラムに拘る理由は無くなってきました。

スクラムじゃなくてもいいよなぁ。